もらとりあむ

どーなのよw

アグラオモルファコロンナスの購入と植替え

シールド葉がかっこいい

 

うちではドリナリアがうまく育った試しがない、今まで3株購入して全て短期間でロストしてしまった、一株は真冬に購入することになってしまい、調子崩した後どうすることもできないままロスト、植物は購入時期が重要

 

なので、育てたいけれど苦手意識からそれ以来10年以上は購入していない、その代わりというわけではないけど、蘭の生産者さんのファームに行った時に来ていたお客さんから、ドリナリアよりもアグラオモルファの方が圧倒的に強くて育てやすいという話を聞いた

 

その話をずっと覚えていたので、その後アグラオモルファを昔横浜のビブレの中にあった植物店で見かけたときに購入して、吊り玉にしたてて8年ほど順調に育てている

 

購入したときの名称は、「アグラオモルファ」としか表示がなく、勝手にコロンナスだと思い込んでいた

 

先週、地元の植物店で、うちにいる株とは、ちょっと葉っぱの形状が異なっていそうなアグラオモルファを見つけた

 

仕入れ時の名称は「アグラオモルファ コロンナス」とのことで、いくつか入荷していた株のうち一株が、リゾームが太くて大きく、胞子葉もシールド葉も両方共に大きな株だったので購入した

 

家に元からいる株は勝手にコロンナスだと思い込んでいたけど、今回購入した株を見ていると、種類が違いそうなので、そうだとすると何なの?

 

まあ、同じコロンナスだとしても、2つの株には個体差があるので良しとしよう

 

購入株

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水苔玉の吊り仕様で売られてた、取り付けられた場所が悪かったのか、活着がうまくいっていないのか、株がぐらぐらで苔玉本体から取れそうになってる

 

リゾーム

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今まさに成長中のリゾーム部分、古いリゾームとは違い薄い茶色の毛が生えていて、シールド葉の裏からはみ出して成長中


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こちら側は濃い茶色の毛が生えたリゾームで成長は止まっている部分、右下に小さなこぶ状の新しいリゾームが2個出てきている、ほとんどシールド葉に隠れているけど、とにかくリゾームは太くていい感じ

 

株がグラグラで固定状態があまり良くなかったこともあり、すぐに苔玉を解体して板付けに変更することにした

 

苔玉の解体を始めると、固定用の麻縄とかボロボロで簡単に外れてすぐに解れた、水苔は表面に使用されているだけで内側は土の塊だった、赤玉とは違う何か泥っぽい感じの土がでてきた

 

中まで全部水苔だと思っていたので、雨だったこともあり室内で作業をしてたので、床が泥だらけで大惨事になった

 

もともとついていた水苔部分は、傷んでいそうな部分をできるだけ手で取り除いた、それほど神経質に取り除いていない

 

株の裏側からリゾームが表面に出てくるまで水苔を取り除いて、株元に絡まっている部分はほとんどそのまま、下手に触ってリゾームにダメージ与えたくなかったので、無理に取るようなことはしなかった

 

床の泥汚れの後片付けが大変で、解体中の写真撮り忘れ

 

水苔を使用して板に固定するので、乾燥水苔を前日のうちに水に漬けて戻しておいた、今回使用した水苔はホームセンターで購入したチリ産のもの、別の用途で使用したあまり

 

単価が安いのでとりあえず使ってみることにしたけど、値段なりの製品といったところ、ごみが多くて使える部分を選定して使わないと厳しい

 

昔ホームセンターでよく見かけた商品で、水で戻すと粉々になる国内産よりもはるかにましだけど、やはり安定定番のニュージーランド産にしておけば良かったと激しく後悔

 


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春にビフルカツムを板付けした時のあまり、最初に作った使うことのなかった試作品、杉板を並べて裏側に角材を使って釘付けしたもの、表面は携帯コンロであぶって焼いた

 

焼すぎで角とかの炭化が激しく、触ると黒い汚れが付く状態だったので、たわしで表面をこすって水洗いして、炭化した部分をあらかた落とした

 

これに水苔を使用して固定する、まずは板の上に水苔を小山状にもって土台を作り、その上に水苔を少量巻いた株を乗せて1mmアルミ線で固定

 

事前に板の株を載せる予定位置周辺に、2mmの穴をドリルで数箇所あけておき、そこにアルミ線を通しながら固定していく

 

水苔の量やアルミ線の張り具合を調整して、ある程度固定できたら最後に水苔を隙間に詰めていきながら最終的な形状にととのえる

 

固定具はアルミ線だとある程度自由度があるので調整が効きやすくて使いやすい、ただ、アルミニウムイオンは植物に成長阻害を与える可能性が高いので、金属アルミニウムからの溶出とかはどうなんだと思い調べたら、日本植物整理学会のHPに答えが乗ってました

 

結論的に大丈夫そうで、実際もう何年も使用していて今のところ影響があったとは思えないけど、一応頭の隅にはおいて使った方がいいのかも

 

板付終了

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手前に写っているシールド葉がでかくてかっこいい


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成長の度合いが分からないので、板の付け替えタイミングが把握できていない、リゾームが夏場にどの程度成長するか見ておいて検討をつけたい、できれば上に伸びてほしいけど、調べるとリゾームの成長方向は結構暴れるらしい

 

これでまた冬場の置き場所が確実に圧迫される・・・