どの業者からの購入がいいんでしょう?
元々実生は自分で採取したものを蒔くのと、頂いた種を蒔く以外はほとんどしたことがなく、簡単に発芽するものしか播種したことがないので、実生をしてみたかったのでとりあえずやり方は調べていた
ただ、今年の春は植え替えで忙しく、種子を購入して播種をするところまで手が回らなかったので、実行するタイミングを見失い、来年の春にチャレンジしてみようと思っていた
ところが、亀甲竜の種をどうしても今年中に蒔いておきたかったので、亀甲竜だけ購入するつもりが、気がついたら余計なものまでいくつも購入してたw
適期の亀甲竜は別にして、秋スタートは普通に考えてリスキーだけど、このタイミングでいくつかやってみることにした
■購入
種子の購入は、実績があって評判の良いseed stockさんで購入、他の業者さんと発芽率の比較をされている方がいて業者選定に大変参考になった
seed stockさんは初めて利用させて頂いたけど、ネット上から会員登録して簡単に購入することができた
■購入品
亀甲竜以外で購入したのはアロエとアガベとパキポディウム、モニター用種子としておまけのドラコが同梱されていた、ドラセナドラコは個人的にはかなりの当たり
- 亀甲竜 Dioscorea elephantipes 20個
- アロエ バルベラエ Aloe barberae 10個
- アロエ ラモシシマ Aloe ramosissima 10個
- アガベ ユタエンシス Agave utahensis ssp. utahensis 10個
- アガベ ネヴァデンシス Agave utahensis var. nevadensis 10個
- アガベ パリー 吉祥天 Agave parryi ssp. parryi 10個
- アガベ トランカータ Agave parryi var. truncata 10個
- パキポディウム ラメレイ Pachypodium lamerei 10個
- パキポディウム ゲアイー Pachypodium geayi 10個
- パキポディウム デンシフローラム Pachypodium densiflorum var. densiflorum 10個
- パキポディウム ロスラーツム Pachypodium rosulatum subsp. rosulatum 10個
- ドラセナ ドラコ Dracaena draco subsp. draco 10個(モニター用)
■種子到着
注文後3日で到着、ゆうパケットでの配送、表面が汚いのは宛名シールは剥がしたから
中にはプチプチに包まれた種と明細書兼領収書、思っていた以上にちゃんとしている(←失礼w)
種の梱包
種子は一種類ずつチャック付きのビニールに入っていて、それがさらにプチプチで密封されてた、アロエと亀甲竜とドラコの種の写真を撮り忘れたけど、同様の梱包で入っていた
どれも注文数より2割くらい多く種子が入っているので、この辺の配慮はうれしい
■吸水用溶液の作成
前処理として種へ吸水を行った、同時に発芽促進のため活力剤を吸わせる、今回カビやすいパキポディウムが含まれているので、種の殺菌と播種後のカビ繁殖防止のため殺菌剤も使用
薬剤
使用するのは、活力剤のメネデールと殺菌剤はベンレート、他にも薬剤の選択肢はいくつかあると思う、今回はどちらも手持ちで持っていたものを使用した
溶液はメネデール100倍希釈、ベンレート1000倍希釈溶液を作る、1000mlの水道水にメネデール10mlをスポイトで計って入れ、そこにベンレート粉末1gを計り取って入れて、よくかき混ぜる、メネデールではほとんど色がつかないけど、ベンレートは白濁する
ベンレートは溶けにくいし、どのみち時間がたつと沈降してくるので、神経質にかき混ぜなくても、適度にかき混ぜて終了しておいた方がいい
スプレーボトル
余った溶液はスプレーボトルに入れておく、翌日以降播種後の種にかけてカビの予防をする、ベンレートは発生したカビ退治にも効果があるはずですが、カビが発生した場合その種子を廃棄した方がよさそう
■種の下準備
食器棚に入っていた、ここで使っておかないと一生出番がなさそうな小さな器を集めてみた、黒いおちょことか高いやつだった気がするけど気にしないw
付箋に種子名を書いてラベリングしておいた、おそらくこれをやっておかないと何が何だか分からなくなると思う、播種後は名前を書いたタグを刺してそれで識別する
吸水
並べた器に種を入れて、作成した溶液を各容器に注いで室温で14hr放置した、室温は夜間でもだいたい25℃以上はあった
ドラコの種は硬実種子のようなので、これだけ別扱い、カッターで表面に傷を入れる前処理をしてから吸水した、吸水は長時間行うためベンレートを使用せずに、メネデール100倍溶液を使用して45Hr種子を浸漬
■鉢
種まきトレー等の専用の入れ物はどれも大きいので、冬場に室内での取り回しも考えて使いやすい鉢を探していたところ、ダイソーで売られていた豆苗プランターが腰水をするにもちょうどいいと思ったので、今回それを使ってみることにした
近所のダイソーにたまたま在庫がなくて、セリアと2件はしごして必要数をそろえた
■用土
塊根用に作っている用土の、ゼオライトと燻炭を入れる前のものを、篩にかけて微塵を抜いて使用、これを鉢の半分くらいまで入れる
ゼオライトを適当に蒔く、ゼオライトを最初に用土に混ぜ込まなかったのは、鉢のスリットが大きすぎて抜ける量が多いから、用土の途中にはさみ込むようにした
その上に1cmほど用土をかぶせる
さらにその上に、赤玉土の小粒を薄く敷いた、根っこの潜り込みを助けるため、篩って細かめの赤玉土だけ入れるつもりが、いい大きさの篩がなく、微塵を抜いてそのまま使用したので敷く意味はなかったかも
これの上から、出てくる水が透明になるまで水を流して微塵を抜いた
■鉢と用土の殺菌
鉢の上から熱湯をかけて殺菌する、一通り熱湯を流したら下の受け皿をつけて、熱湯をためたたま20分くらい放置した後、お湯を捨てて水を切って冷ます、冷めるのに結構時間がかかるので、実際は播種する前日に準備した
後の記録のことを考えて、後は個別の記事にする予定